多様性の法則と協同組合のような意思で動く社会と会社に

自然エネルギー100%はできるのです。その技術とノウハウを持った国が、ただ他の国々に伝えればいいだけのことです。また、強欲資本主義ではない協同組合的な資本主義、人間の心が健全でいられるような、平等で幸せな社会ができる方法も既にあります。すでに実践されています。

あらゆることに当てはまる多様性を浸透させること、単純・単一なものは良くないこと。万人平等の思想。こうすべきであることは、わかっているはずです。

2019年2月6日、新潟の雪まつりで、国宝の火焔型土器をモチーフにした雪像が崩れて、尊い命が奪われました。
経済至上主義による温暖化がすすんでいなければ、これほど雪の質や気候が変わっているということも、なかったのではないでしょうか。

2012年6月、ネイチャー誌に21人の科学者グループが論文を発表しました。
気候変動は、少なくとも11000年前の氷河期に匹敵するそうです。これは恐竜が絶滅した時以来の変動です。今後、20年~30年の間に1400万年前と同じ温度上昇があるとのことです。
20年以内に修正しないといけません。

このことで数千人がデモを行いましたが、政治家は動かない。

スイスでは、一定数の署名を集めれば、国民投票ができて、政府はその決定に従わなければなりません。イタリアでは、一人ひとりが考えて参加できる五つ星運動の政党があります。

産業が気候変動を起こさせて温度上昇が1度。大気は地面から7%の降水量を吸収しています。
生態系の維持には、年間8~10%のCO2削減が必要です。

大量消費、大量生産をやめてリサイクル社会にして、世界中の国々が、たとえばパリ協定のもとに取り組み、さらに自然エネルギー100%の国を増やしていけば、これぐらいできます。

できたはずですが、トランプがCO2と環境、温暖化は関係ないという妄言。さらにパリ協定から大国アメリカを脱退させるとのこと。新しい大統領に期待しましょう。

農業

アメリカのデトロイトでは、2013年から都市部の通りに野菜を植えたり、空き地などで約20万人の住民が野菜を育てています。(インクレディブル・エディブルと言います)

都市農業がはじまり自給自足によって、生活の質が向上しています。

素材を生かした料理の味に滋養を感じたいものです。

化石燃料の消費による環境への影響がとてもすごい

アメリカでは、生産地から消費地まで平均2400kmの距離があります。これは意図的に化石燃料を消費させるのが目的です。

世界の70~75%は小規模農家です。小規模農家は世界で約15億人ですが、ほとんどトラクターや石油を使っていません。その農家の方々が食を支えています。アグロエコロジー(伝統農法)です。
その対極に位置する農法が工業型の「金は儲かるが、生産性が低い」大規模農業です。
大規模農業は、環境にも人にも何もいいことはありません。ただ、お金が儲かるので、人のことを考えない経済の仕組みにおいては都合が良いのです。

大規模農場を運営する人、その株主、多国籍企業など。また、それらと契約をして、種子や農薬を売っている大会社などにとっては、金の卵です。

多様性のあるいい畑は、過密、間作で土作りに手間ひまかけています。

単一栽培は、よくありません。
単一栽培の弊害として、疫病、火事、水不足、動物の減少があります。
病気にかかりやすく、病気にかかると一気に広まります。
火事も起きやすくなり、一旦火事が起きると大きな損失と環境への影響があります。
天候が安定していれば良いのですが、雨があまり降らないような天候が続いたりすると、水を用意しないといけなくなります。
多種多様な動物のすみかが少なくなり、生物の多様性が減ります。動物を減らして、生態系への影響はないのでしょうか?

単一栽培 ×
多様性  〇

穀物、肉、乳製品に頼るのは良くありません。そのぶん野菜、果物を摂るなどして、少しずつ減らしていくべきでしょう。

日本などの経済大国、資本主義国とは、一線を引かれて国交も少ないのであまり知られていませんが、ロシアでは、食料自給率100%の有機農業大国へ向かい進んでいます。

日本も見習うべきでしょう。

エネルギー

少しずつでも地球の環境に配慮して、CO2を削減して環境保全にできる限り取り組んでいかないと、それでも回復するまで時間がかかるので、これから気候変動によって、集中豪雨、大きな台風が増えます。冬は大雪なので春の川は氾濫します。夏は、干ばつで水不足。巨大な津波、台風がよく発生するようになり、遠い外国の海から近くの川まで水の循環が変わります。

再生可能エネルギーについて

再生エネルギーにするために、少しお金を払えるかどうかと言う質問について

良質な油田で有名なテキサスで、市民に詳しいことを何も知らせずに、再生エネルギーに「少しお金を払えるかどうか」という質問をしたら、少しお金を払うと答えた人はわずかだったのに、くじ引きで選んだ市民に風力発電に関する情報を詳しく伝えたら、「再生エネルギーにするためにお金を払う」という市民の数が一気に増えました。
現在では、テキサスは風力発電がアメリカで最も多い州になりました。

エネルギーの80%は、輸送と冷暖房に消費されています。
できるだけリサイクルを行うことでCO2が3/4になります。

地熱は、原発20基分のエネルギーを生み出します。原発はなくても良いということは、実はほとんど多くの日本国民が分かっていることだとは思いますが、火力発電もなくて可能だということは、北海道胆振東部地震で気が付いた人も少なくないはずです。

日本で原発ゼロ、自然エネルギー100%は可能です。

2025年にはコペンハーゲンでは、100%自給自足ができます。

経済

都市での自給自足には、地域通貨、それに世界通貨も使う。自転車運動です。
ある会社では、CO2を削減するための太陽光、水熱利用の設備に1000万ユーロ投資したのが、20年で1500万ユーロの節約になりました。

単一通貨の弊害

銀行破綻145件、1970年以降の経済危機208回
通貨も生態系のようであると良いのです。多様性は単一にまさります。

民主主義

プリンストン大学の研究結果によると、政府の行った決定は大多数の市民の願望ではなく、財界の願望と一致した。

日本も同じです。消費税の話になると、必ず軽減税率の話が出て来るそうです。軽減税率は、お金に余裕のある人たちや高価な買い物をする時にだけ、ありがたいものなのです。

消費税はなくともやっていけるのに、消費税がアップしていき、その分、法人税が安くなっているので、法人税と相殺されているだけというデータもあります。
消費税が高くなった分、会社の経営者が国に納める税金が楽になっているだけ、とも言えなくはないのです。

市民の方は自由、議員には専門知識があっても財界との癒着、政党の足かせがある。支援者、支持団体の困るようなことはできず、党の意向に反することは基本できない。

スイスでは、10万筆の署名を集めれば(スイスは人口800万人台)厳格な法の下で国民投票が行われます。政府は投票結果に従わなければならなくなります。この優れた国民主権の民主主義のシステムを日本は、どうして取り入れないのでしょうか。

イタリアでは、五つ星運動がありインターネットで誰でも立候補できて、政治参加ができます。国民一人一人の主権が生かされる仕組みです。政治資金は、インターネットで少額ずつ集めているので、大企業やお金のある支援者にコントロールされることがありません。

教育

フィンランドでは、比べない教育を進めています。「個人を信用する」というものです。
厳しい雰囲気だと不安になり、集中できなくなります。食堂も教科書も無料です。

「寛容」他者との違いを理解すること。「思いやり」を大切にしています。

「億万長者になっても意味はない」ということは、24時間365日、その瞬間瞬間の人それぞれの心、感情、精神状態を考えれば、誰にでもすぐわかるはずです。

より複雑で多様な世界は力強い。人間もコミュニティもより自由になる。誰もが力と責任を持つ。

世界には、「エネルギーを大量に消費する使い捨て社会」から「適正な量のエネルギーを使いながら、思いやりと寛容さのある持続可能な社会」への移行を行う取り組みが盛んなトランジョンタウン(TT)が1200以上あります。
町の空き地やあちこちの空いた公共のスペースに食べられる野菜、果物などを植えて、誰でも自由に食べることができるようにしているインクレディブル・エディブルが800以上あります。数千の都市農場、4000の地域通貨、100%有機農業の国、ほぼ100%の再生可能エネルギーの国があります。

日本は、物が主人で心が奴隷の物質主義で、自殺者が多く、死刑制度賛成多数の強欲資本主義の経済大国であり続けたいのでしょうか。

経済優先となれば、大抵の人は経済の文字を見て諦めてしまいそうなのですが、自分以外の命・安全・心・人間らしさより経済を優先させている人達は、とてもとてもお金がある、いわゆる財界の人です。もっと、お金が欲しいのはどうしてなのでしょう。自分以外の命・安全・心・人間らしさより、もっと成果が欲しいのでしょうか。

100%有機農業の国、都市農場、100%再生可能な自然エネルギーの国へ。戦後復興の高度経済成長、東日本大震災からの景気回復を成し遂げた日本ならできるでしょう。

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